近日公開 | 臨床成績や適正使用などの製品情報は2025年1月より順次公開してまいります。 |
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ゼポジアについて
ゼポジア®は、経口スフィンゴシン1‐リン酸(S1P)受容体1(S1P1受容体)及びS1P5受容体に選択性を有するS1P受容体調節剤です。末梢リンパ組織にリンパ球が保持され、循環血中のリンパ球数が減少します。
ゼポジア電子添文2024年12月作成(第 1 版)
5-アミノサリチル酸(5-ASA)製剤、ステロイド等で、十分な効果が得られず症状が残る潰瘍性大腸炎患者さん※に。
※中等症から重症の潰瘍性大腸炎患者
ゼポジア電子添文2024年12月作成(第 1 版)
1日1回1カプセルを服用するお薬です。
用法及び用量
通常、成人にはオザニモドとして1~4日目は0.23mg、5~7日目は0.46mg、8日目以降は0.92mgを1日1回経口投与する。
ゼポジア電子添文2024年12月作成(第 1 版)
アジア、オーストラリア、欧州、北米及び南米を含む世界40ヵ国以上で承認されている潰瘍性大腸炎治療薬です(2024年12月現在)。
ゼポジアカプセルインタビューフォーム2024年12月作成(第 1 版)
作用機序
ゼポジアは、「中等症から重症の潰瘍性大腸炎の治療※(既存治療で効果不十分な場合に限る)」を効能又は効果とする、経口スフィンゴシン1‐リン酸(S1P)受容体調節剤です。末梢リンパ組織にリンパ球が保持され、循環血中のリンパ球数が減少します1)-6)。
※ | 過去の治療において、他の薬物療法(5-アミノサリチル酸製剤、ステロイド等)で適切な治療を行っても、疾患に起因する明らかな臨床症状が残る場合に本剤を投与すること |
経口S1P受容体調節剤であるゼポジアはリンパ球表面に発現するS1P1受容体に結合すると、S1P1受容体の持続的な内在化及び分解を誘導します1),3)。 これにより、S1P濃度勾配に依存するリンパ球の遊走が持続的に抑制され、末梢リンパ器官からのリンパ球の流出が抑制されます1),3)。その結果、血中のリンパ球数が低下し、炎症部位に集まるリンパ球数が抑制されると考えられています3),4),6)。 一方でゼポジアは、免疫監視機構に関連する重要なサブセットである単球及びナチュラルキラー細胞数は減少させないと考えられています4)-6)。
1) | 社内資料:In vitro薬理試験(in vitro) |
2) | 社内資料:In vivo薬理試験(in vivo) |
3) | Scott FL, et al.:Br J Pharmacol. 2016;173:1778-1792 [利益相反]著者にはReceptos社の創始者、社員、株主が含まれる。 |
4) | Harris S, et al.:Neurol Neuroimmunol Neuroinflamm. 2020;7:e839 [利益相反]本試験はBristol-Myers Squibb社の支援により実施された。米国Celgene社(現Bristol-Myers Squibb)及びBristol-Myers Squibb社の社員やコンサルティング料を受領している者が含まれる。 |
5) | Harris S, et al.:Dig Dis Sci. 2024;69:2044-2054 [利益相反]本試験はBristol-Myers Squibb社の支援により実施された。米国Celgene社(現Bristol-Myers Squibb)及びBristol-Myers Squibb社の社員やコンサルティング料を受領している者が含まれる。 |
6) | 社内資料:外国人健康成人を対象とした第Ⅰ相試験[RPCS001試験] |
Rubin M, et al.:Nursing:Research and Reviews. 2024;14:15-31 より作図
[利益相反]本試験はBristol-Myers Squibb社の支援により実施された。
著者にはBristol-Myers Squibb社から執筆料を受領している者が含まれる。
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2024年12月27日 サイトを開設しました。